【年間まとめ】片頭痛ダイアリー1年分を分析したら、気圧より「金曜日」に答えがあった

片頭痛ダイアリー初年度の年間まとめ。「1年の記録から、新しい発見。」「頭痛の日30%→17%」の文字と、ダイアリーの金曜・土曜を照らす虫眼鏡。 年刊

こんにちは!
2025年9月に今の形の片頭痛ダイアリーを始めて、ちょうど1年がたちました。気圧と頭痛の関係を知りたくて始めた記録でしたが、1年分を並べてみると、思っていたのとは少し違う答えが見えてきました。

🧠 1年の3行要約

  • 月平均の頭痛回数は 9.0回 → 6.1回。1年で約3割減りました
  • いちばんはっきり出た傾向は、気圧ではなく 「曜日」。頭痛は金曜・土曜に集中していました
  • そして、私の頭痛をいちばん左右していたのは 睡眠 でした

※このダイアリーは、自分の片頭痛予防と、同じように悩む方の”ちょっとした助け”になればと思い記録しています。薬の服用や治療は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。


目次

  1. はじまりの話|記録を始めるまで
  2. この1年でやってきたこと
  3. 1年間の頭痛回数の推移
  4. 発見① 頭痛は「週の後半」に集中していた
  5. 発見② 気圧との関係、思い込みとの答え合わせ
  6. 発見③ いちばん大きかったのは「睡眠」
  7. 発見④ メモが教えてくれたトリガー
  8. まだ残っている課題
  9. 2年目の戦略
  10. 記録は、最初から答えを知っていた
  11. たけのこ君のひとこと
  12. まとめ
  13. おまけ|1年続けられた記録のコツ
  14. 関連記事

はじまりの話|記録を始めるまで

今回まとめたのは2025年9月からの1年分ですが、私の片頭痛の記録には、もう少し前の歴史があります。

いちばん苦しかったのは、2018〜2019年ごろ。当時は旅館で宿直のある勤務をしていて、ちょうど長男が生まれたばかり。家に帰っても夜中のミルクや寝かしつけで、睡眠はほとんど取れていませんでした。発作が頻発して、「もう一生、普通に働くことはできないかもしれない」と本気で思ったほどです。

そこから少しずつ生活が落ち着き、2025年3月、脳神経外科の先生のすすめで手書きの頭痛ダイアリーを始めました。記録の良さにハマって、7月には自作のスプレッドシートへ。そして9月から、気圧や時間も記録する今の形になりました。

物差しをそろえて「頭痛があった日の割合」を比べると、こんな流れになっています👇️

頭痛があった日の割合の推移を示す棒グラフ。2025年3〜5月の手書きダイアリー期と7〜8月の自作スプレッドシート期はいずれも約30%、2025年9〜12月は約26%、2026年1〜8月は約17%まで下がっている。

働けないほどだった頃から、ゆっくりですが、確実に良い方へ向かってきました。

頭痛の原因や生活の環境は、人それぞれです。でも、自分の頭痛の特徴と、それを取り巻く環境を知ることで、改善できることがある。記録を続けてきて、私はそう実感しています。

この1年でやってきたこと

まずは、この1年を時系列で振り返ります。

  • 2025年9月 今の形の片頭痛ダイアリーで記録スタート
  • 2025年12月 奥歯の神経の治療がスタート。雪かきによる強烈な筋肉痛も重なる
  • 2026年2月前半 歯の治療に加えて神経根症を発症。肩甲骨まわりの痛みで、座っているのもつらい状態に
  • 2026年2月18日〜6月 神経根症の治療で、鍼灸院に定期的に通う
  • 2026年3月 ダイアリーに睡眠時間の記録を追加
  • 2026年5月 神経根症が回復に向かう
  • 2026年6月中旬 歯の治療がひと段落(7〜8月も調整で通院)

最初は「頭痛が出たら書く」くらいの気持ちでしたが、快調な日も含めて毎日つけ続けたことが、あとで大きな意味を持ちました。

1年間の頭痛回数の推移

まずは、1年分の頭痛回数を長い目で見ていきます👇️

2025年9月から2026年8月までの月別頭痛回数の棒グラフ。2025年の月平均9.0回に対し、2026年は6.1回に減少。最多は2025年12月の14回、最少は2026年4月の4回。
項目1年間の合計
頭痛回数85回(レベル3以上)
中程度の頭痛22回(レベル4)
強い頭痛1回(レベル5)
スマトリプタン使用93回

月平均で比べると、2025年(9〜12月)の9.0回から、2026年(1〜8月)は6.1回へ。数字の上でも、少しずつ前に進めていることが分かりました。

グラフの中で目立つ月が3つあります。

■2025年12月(14回) 1年でいちばん多かった月
奥歯の神経の痛み、インフルエンザ後の長引く咳に加えて、雪かきによる強烈な筋肉痛と疲れも重なった月でした。体のあちこちの不調が、頭痛にもつながっていたのかもしれません。

■2026年2月(7回) 神経が重なった月
回数は平均並みですが、レベル4の頭痛が4回と、1年でいちばん多い月でした。特に鍼灸院に通い始める前の2月前半に、強い頭痛が集中しています。

歯の神経、首・肩甲骨まわりの神経、そして片頭痛。神経の不調が重なった時期は、頭痛も増えていたように感じます。鍼灸に通い始めてからは少しずつ落ち着き、4月は1年でいちばん少ない4回になりました。いちばんつらい時期を越えるのを、鍼灸が支えてくれたと思っています。

■2026年5月(10回) 治りがけの落とし穴
2026年でいちばん多かった月です。ダイアリーを見返すと、この月は睡眠時間が1年でいちばん短く、6時間以下の日が11日もありました。

神経根症がやっと良くなって椅子に座れるようになったのが嬉しくて、ついPC作業に夢中になってしまったんです。普段はしない寝落ちも、この時期は多かった記憶があります。寝不足が続いて体の土台が弱ったところに、光や気圧の変化が重なって、頭痛が一気に増えたのだと思います。

病気の治りがけこそ、無理は禁物。 1年間の記録の中で、いちばん身にしみた教訓です。

発見① 頭痛は「週の後半」に集中していた

1年分を並べていちばん驚いたのがここです。曜日ごとに「頭痛があった日の割合」を出してみました👇️

曜日別に頭痛があった日の割合を示す棒グラフ。月曜6%、火曜8%、水曜12%、木曜23%と増え、金曜と土曜が38%で最も高く、日曜は13%。

月曜から金曜に向かって、階段を上るように増えています。金曜と土曜は月曜の6倍以上です。

強い頭痛(レベル4以上)の日も数えてみると、18日のうち 月曜・火曜はゼロ、金曜と土曜だけで12日ありました。2025年分と2026年分を分けて見ても、同じ形が出ています。

「月曜日は調子がいい」というのは、なんとなく感じていたことでした。ただ、「週の前半の疲れが火曜あたりに出る」と思っていたので、実際の山が金・土だったのは意外でした。1週間の疲れや睡眠不足が少しずつ積み上がって、ほっと気がゆるむ週末の入り口で出ているのかもしれません。

発見② 気圧との関係、思い込みとの答え合わせ

次は、外的要因である気圧です。このダイアリーを始めたきっかけでもあるので、しっかり答え合わせをしてみました。

■気圧の高さそのものは、ほとんど関係なかった
頭痛が始まった時の平均気圧は1014.1hPa、快調な時は1013.2hPa。ほぼ同じでした。「低気圧=頭痛」という単純な関係ではなさそうです。

■下がっている最中より、「上がり始め」
24時間で10hPa以上下がっている最中に頭痛が始まったのは7%ほど。一方で、下がりきって上がり始めた局面(0〜+5hPa)では16%と、倍以上でした。日単位で見ても、前日から+5〜10hPa上がった日は、頭痛があった日の割合が31%と、全体平均の20%を上回っています。

月刊ダイアリーで何度も書いてきた「気圧の上昇局面は要注意」という感覚は、1年分のデータでも確かめられました。

ただ、差はそれほど大きくありません。気圧は「主犯」というより、疲れや寝不足で弱った体に最後のひと押しをする 「引き金」 くらいの存在なのかな、と今は考えています。

発見③ いちばん大きかったのは「睡眠」

自分で動かせる要素の中で、いちばん頭痛を左右していたのは睡眠でした。

■6時間以下の睡眠の日は、頭痛が約2倍
睡眠時間を記録し始めた2026年3月以降で比べると、6時間以下の日は頭痛があった割合が27%、7時間以上の日は14%でした。

■頭痛の半分近くは、眠っている間に始まる
頭痛が始まった56回のうち、26回(46%)が0〜5時の未明から早朝でした。「頭痛で目が覚める」のが、私のいちばん多いパターンです。

■頭痛が多かった月は、睡眠が短かった月
5月のエピソードの通り、睡眠が削られた月は、はっきり頭痛が増えていました。

気圧は変えられませんが、睡眠は自分で整えられます。50歳が近づいてきた体にとって、睡眠は「足りればいい」ではなく、しっかり守るべき土台なんだと実感しました。

発見④ メモが教えてくれたトリガー

ダイアリーには毎日ひとことメモを残しています。頭痛があった日と、なかった日のメモを見比べてみると、頭痛の日によく出てくる言葉がありました。

  • 「疲れ」
  • 「首・肩こり」
  • 「歯」

どれも、頭痛のない日の約3倍の割合で登場していました。

反対に「気圧」という言葉は、頭痛の日もない日も同じくらい書いていました。気圧は毎日気にしているけれど、実際に頭痛を予告していたのは 体の疲れや首まわりのサイン だったのかもしれません。

数字だけの記録だったら、ここには気づけなかったと思います。

まだ残っている課題

良いことばかりではありません。

頭痛の回数は減りましたが、強い頭痛(レベル4以上)は月1〜2回のままで、ほとんど変わっていません。8月には、この1年で初めてのレベル5も経験しました。

「回数を減らす」から「強い頭痛を防ぐ」へ。これが2年目のテーマになりそうです。

2年目の戦略

継続すること

  • 毎日のダイアリー(快調な日もつける)
  • 7時間以上の睡眠
  • 前兆を感じたら、早めのスマトリプタン

改善・試すこと

  • 睡眠の「質」も記録する:「ぐっすり/普通/浅い」の3段階と、途中で目が覚めた・寝落ちした、を一言メモに
  • 「週後半シフト」:木曜日から早寝と首・肩のケアを意識して、金土の山を低くする
  • 体調が回復してきた時ほど、睡眠時間を守る
  • まぶしさを感じた日は、日記に同じ言葉で残しておく(光過敏との関係を2年目に確かめたい)

記録は、最初から答えを知っていた

年間まとめを書くために、昔の記録を棚卸ししていて驚きました。

手書きダイアリーの2か月目、自由記入欄に私はこう書いていました。「寝不足」「夜のスマホ」「ストレス」「来る前兆は、首・肩の強いコリ」。

自作スプシの7月15日には「どんより天気よりも、生活習慣のほうが影響大」。7月29日には「寝不足+昼寝なしで片頭痛。パターンは決まっている」。

1年分のデータを分析してたどり着いた答えを、私は記録を始めて数か月で、もう書き残していたんです。

最初は「なんとなくそう感じる」だった気づきが、記録を続けたことで「データで確かめられた事実」に変わりました。もうひとつ、「月曜日は頭痛が少ない」という傾向も、手書きの頃からずっと一貫していました。

続けると、見えてくるものがある。この1年でいちばん伝えたいのは、このことです。

たけのこ君のひとこと

たけのこ君:「1年間、快調な日も毎日つけ続けたのは本当にすごいこと。数字が語ってくれたのは、キミが積み重ねてきた毎日そのものだよ。2年目も、無理せずマイペースでいこうね!」

まとめ

1年前は「気圧のせいで頭が痛い」と思っていました。でも記録が教えてくれたのは、頭痛は 1週間の暮らし方、特に睡眠の積み重ね の上に出ている、ということでした。

頭痛があった日の割合は、約30%から約17%へ。1か月に直すと、頭痛の日が約9日から約5日になり、普通に過ごせる日が4日増えた計算です。0%ではなくても、片頭痛持ちにとって、この4日はとても大きな4日です。

気圧は変えられませんが、睡眠と週の過ごし方なら変えられます。2年目も、自分で動かせるところから、一歩ずつ整えていこうと思います。

おまけ|1年続けられた記録のコツ

これから記録を始めたい方へ、1年続けて感じたコツを3つだけ。

  1. 快調な日もつける 比べる相手がいないと、頭痛の日の特徴は見えてきません
  2. メモは一言でいい 「疲れた」「肩こり」くらいで十分。あとで読み返すと、数字の裏にある理由が見えてきます
  3. 最初から完璧を目指さない 私も手書きから始めて、睡眠時間を記録し始めたのは1年たってからでした

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