北の山岳を統べる「山読み」の王
キングダムに登場する燕の大将軍・オルド。
楚の汗明が「力」、趙の万極が「怨念」だとすれば、オルドの武器は地形を読む知恵です。北の50もの山岳族を束ねる王であり、山岳地帯での戦いを得意とする「山読み」という独特の技術を持つ——合従軍の中でも異色の経歴を持つ将軍です。
闊達で、意外と鋭い男
オルドの魅力は、その人間味あふれるキャラクター性にあります。
大男でありながら闊達で、どこか子供っぽさも感じさせる性格。しかしその一方で、燕の名将・劇辛が倒されたことを「合従軍を起こすための生贄だったのでは」と勘ぐるなど、見た目に反した鋭さも持ち合わせています。魏の知将・呉鳳明からも「見た目に反して鋭い」と評されるほどです。
山岳族の王が、なぜ燕の総大将として合従軍に加わったのか——その背景には、趙の李牧による説得がありました。
史実における背景
オルドは史実には記録のない、キングダムの創作キャラクターです。
ただし、彼が率いる燕は実在した戦国七雄のひとつ。中華の北東に位置し、北方の異民族と接する辺境の大国でした。寒冷な土地ゆえに国力では中原の国々に劣りましたが、北方民族との攻防で鍛えられた騎馬・山岳戦には独自の強みがありました。
オルドが「北の山岳族の王」として描かれるのは、こうした燕の地理的な特性を反映したものと言えます。紀元前241年の函谷関攻めにおいて、燕もまた合従軍の一翼を担いました。
映画「キングダム 魂の決戦」——宍戸開がオルドを演じる
映画『キングダム 魂の決戦』の公式キャスト解禁では、地形に応じた高い戦闘能力を持ち、北の山間民族を統べる大将軍・オルドを宍戸開さんが演じると発表されています。
ciatrの解説記事では、彫りの深い凛々しい顔立ちが山岳族の王オルドにぴったりだと評されています。
闊達さと鋭さを併せ持つこの複雑なキャラクターを、ベテラン宍戸開さんがどう体現するのか。合従軍編に独特の彩りを加える存在として注目です。
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