張唐(ちょうとう)|キングダム登場人物紹介

キングダムに登場する秦の老将・張唐が、甲冑と兜をまとい秦軍の旗を背に戦場で立つアイキャッチ画像 中国春秋戦国時代

50年戦場に立ち続けた「秦の最古参」

キングダムに登場する秦の老将・張唐。

李牧の知略でも、汗明の怪力でもない。張唐の武器は、半世紀にわたって戦場を生き抜いてきた歴戦の経験と、秦の武人としての揺るぎない矜持です。秦国最古参の武将として、合従軍を迎え撃つ函谷関防衛戦で重要な役割を担う——若き信たちとは対極にある、ベテランの渋みを物語に加える存在です。


頑固さの裏にある武人の誇り

張唐の魅力は、その一本気な性格にあります。

元・野盗である桓騎(かんき)を「卑しい出自の者」として目の敵にするなど、頑固で融通の利かない一面を持っています。しかしそれは裏を返せば、正攻法で戦場を生き抜いてきた老将のプライドの表れでもあります。

謀略や奇襲を得意とする桓騎とは、戦い方も価値観も正反対。この二人の対立は、同じ秦軍の中にある「武人の道」と「ならず者の道」という二つの生き方の衝突として描かれ、合従軍編に人間ドラマの深みを与えています。長く生きた者だけが持つ重みが、張唐というキャラクターには宿っています。


史実における背景

ここが張唐の興味深いところですが、張唐は史実にも実在した人物です。キングダムの創作キャラクターが多い合従軍編の中では、比較的めずらしい「実在の将軍」にあたります。

史実の張唐は、秦の昭王・荘襄王の時代に活躍した将軍で、趙や韓への遠征で戦功を挙げた記録が残っています。とりわけ有名なのが、若き日の甘羅(かんら)という12歳の少年外交官にまつわる逸話です。燕への赴任を渋っていた張唐を、甘羅がわずか12歳にして見事な弁舌で説得した——という『史記』のエピソードは、張唐の名を歴史に残すことになりました。

キングダムでは秦国最古参の頑固な老将として描かれますが、その背景には、こうした史実の歴戦の将軍としての姿があるのです。


映画「キングダム 魂の決戦」——橋本さとしが張唐を演じる

MOVIE WALKER PRESSのキャスト発表では、秦国最古参の武将・張唐を橋本さとしさんが演じると発表されています。

シネマトゥデイの報道によれば、張唐は50年以上にわたり戦場に立ち続けてきた秦国最古参の武将で、元・野盗である桓騎を目の敵にするなど頑固な一面がありながらも、秦の武人としての矜持を強く持つ人物として紹介されています。

ベテラン俳優・橋本さとしさんが、歴戦の老将の重厚な存在感をどう体現するのか。韓の大将軍・成恢(せいかい)との対決は大きな見どころの一つとなるでしょう。若手の信たちとは違う「秦の古き武人」の姿に注目です。


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