トレーニング初日!3つの大切なこと。

新人教育・トレーニング

こんにちは。たけのこです。

今日は新人さのトレーニング初日に大切なことを書いていこうと思います。 

初日の新人さんは、とても緊張しています。不安とやる気でカチコチになっています。

一方、教える側も、スタッフが一人育ってくれたら助かるな!でもちゃんと教えられるかな。などと、こちらはこちらで緊張があったりします。

初日の入り方は重要です。

新人さんが、2日目以降安心して職場へ来れるかどうか、仕事(覚えること)に集中していけるかどうか、初日にかかっています。馴れ合いになってもいけないし、ストレスをかけ過ぎてもいけません。

安心して仕事に集中できる土台を作らなければいけません。

雰囲気に慣れる

初日は、雰囲気を感じてもらう(慣れてもらう)ことが大切です。

ですが、まずその前に1つ大切なことがあります。

採用・契約手続きの日以来、初めての出勤となる新人さんは何もわかりません。

一度ルールの説明を受けていたとしても、絶対理解できてません。

控え室に入ったところから、トレーナーがついて誘導してあげましょう。

一度言ったから大丈夫。は怠慢です。お手本を見せなければいけません。

出勤、退勤の流れは、一通りトレーナーがお手本を見せながら、新人さんは後ろについて真似していくという流れで良いです。

仕事の内容を覚える以前に、職場のルールや文化のことはわかりません。さまざまなことが気になって、作業を覚える前に頭の中がいっぱいです。こんな状態では、覚えられる仕事も覚えられません。そんなことになっては勿体無いので、とにかく初日は全て誘導して真似してもらいましょう。

基本的な勤務の流れは、一度体感すれば大丈夫です。

二日目以降で、分からないことが出てきたら、その都度気軽に質問してもらいましょう。

まずは、リラックスしてもらい、頭と体力は作業習得に全部使ってもらいましょう。

初日は、リラックスした状態で現場の雰囲気を感じてもらいましょう。全体の動きやスピード感、職場特有のリズム感などを感じてもらいます。そんな中で、現場のルールなどを説明していきましょう。

ゴール(目標)を伝える

そうして、リラックスした状態で初日に最も大切なことは、

新人さんのゴール(目標)を伝えてあげることです。

伝える項目としては、

1、最終的に担当してもらいたい役割【3ヶ月後や半年後など】

2、中期の課題(目標)【一週間や1ヶ月後など】

3、最初の課題・宿題(マニュアルを渡すなど)【2日目以降に取り組む仕事で、最低限、頭で覚えてほしいことなどを宿題として出すと良いでしょう。】

目標を伝えるときは、出来ればチェック項目のついた目標管理シートなど、紙面で渡すとわかりやすいと思います。

目標が明確だと、新人さんは安心して仕事に臨めます。

目標が明確な場合、OJTOff-JTのセットが強力に機能します。

OJT(現場でのトレーニング)は集中して取り組めます。

Off-JT(振返りやロールプレイなど)によって頭の整理もできます。

※Off-JTに関しては、後ほど詳しく書きます。

逆に、

目標が明確に示されないと、頑張りたいけど何を頑張ったら良いか分からなくて、効率が激落ちします。効率が悪くなるのに脳のリソースは消費されていきます。悪循環です。

その結果、気持ちばかり疲れて、やりがいも失われていきます。

もっと悪いのは、目標を明確に伝えていないと、教える側も行き当たりばったりのトレーニングになってしまうことです。もはやトレーニングではありません。

こうなると大変です!新人さんがすぐ辞めてしまう職場の素地が出来上がります(泣)

Off-JTを有効に使う

off-JT(Off The Job Trainingの略称で、現場の外で、振返りや研修などを行うこと)

初期のトレーニングで有効なOff-JTが何かというと、毎日の振り返り(フィードバック)の時間を必ず設けることです。

1日5分で良いので、必ずトレーニングの後には振り返りの時間を設けましょう。

新人さんが伸び悩む理由はシンプルで、疑問を解消できないまま時間が過ぎて行ってしまうからです。

その疑問を、その日のうちに解決して1日を終わるのです。

『そんな疑問は、その場で質問してくれればいいことじゃん!』

という先輩スタッフの声が聞こえてきそうです。

でも、新人さんはどのタイミングで質問したらいいのか、分からないのです。

それ以前に、何を質問したら良いのかも分からないのです。

(トレーナー側からしても、トレーニング中にたくさん質問さると、前へ進まずトレーニング計画がくずれてしまいます。)

トレーニングが終わって一息ついた後に、OJTとは違った雰囲気で振り返りをすると、とめどなく質問が出てきたりします。また、質問できる時間があるとわかっていると、OJTのトレーニングにも集中して臨むことができます。Off-JTの5分は、忙しい朝の5分と同じくらいのパワーを持っています。

私の体感ですが、Off-JTをトレーニングに取り入れていない職場は非常に多いような気がします。

Off-JTなしのトレーニングは、虫籠と網を持たずに虫取りをするようなものです。ほとんど虫も取れないし、効率が悪すぎます。

また、効率のみならず、安心して質問や発言をできる環境がないと、心理的安全も損なわれる恐れがあります。

ぜひ、Off-JTは有効に使ってください!

私個人的には、トレーニングにおいて、一番レバレッジが効くのがOff-JTだと思っています。

まとめ

雰囲気に慣れる

初日は、これからの雰囲気づくりが大切です。

ゴール(目標)を伝える

明確な目標が速い成長とモチベーションの元になります。

目標がないと、離職の原因の種になります。

目標のないトレーニングは、航海士のいない海賊のようなものです。(遭難します。)

Off-JTを有効に活用する

Off-JTを使わないトレーニングは、悪魔の実のないルフィーのようなものです。強いかもしれませんが海賊王にはなれません。(目標には辿り着けません。)

以上が、トレーニングの開始に必要な道具3つでした。

いずれも、トレーニングが始める前に段取りを準備しておくことです。

良いトレーナーの元では、必ず良いスタッフが育ちます。

ぜひ、良い準備をしましょう。

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