これから「片頭痛コラム」と題して、パパ自身の体験と片頭痛について調べた情報をまとめていき来たいと思います。
日々の「片頭痛ダイアリー」では書ききれない、もう少し掘り下げたテーマを扱っていく予定です。
第1回目は「低気圧による片頭痛」とその予防についてまとめます。
私の頭痛の場合、気圧が上がってから下がるタイミングで頭痛が出やすいことがわかってきました。(週刊パパの片頭痛ダイアリー【気圧と片頭痛の関係グラフ】より)
ということは、気圧が下がる時の予防法がわかれば片頭痛を予防できるかもしれません。
低気圧で頭痛が起こるしくみ
私の片頭痛の場合、気圧が上がってから下がる場面での発症が多いです。
なぜ気圧が下がり始めた時に頭痛が起こるのでしょう?
その仕組みを調べてみました。
低気圧が近づくと大気の圧力が下がり、血管が拡張しやすくなります。この血管の拡張が神経を圧迫し、片頭痛を引き起こすのが一因です。
特に血管の周囲にある「三叉神経」が刺激されることで、ズキンズキンと脈打つような痛みが生じます。引用:いわた脳神経外科クリニック「気圧の変化が引き起こす片頭痛のメカニズム」より
脳の血管の周りにある神経が刺激されて起こるのが片頭痛の特徴のようです。
たしかに頭痛がひどい時は、ズキンズキンと強烈な痛みが出ます。これは血液が流れるたびに血管の周りの神経が反応して痛みを引き起こしていたのですね。私が感じていた脳の血管のイメージと重なりすごく腑に落ちました。
私のイメージ👇️
1・気圧が上がり血管が圧迫される
2・気圧が下がったことにより、それまで圧迫されていた血管が勢いよく開いてしまう
3・必要以上に血流が良くなってしまい、神経(三叉神経)を刺激してしまう!
4・一度勢いがついてしまった血流が治まるのには時間がかかってまう。
ちなみに、血管の周囲にあり偏頭痛の原因の一つとなっている神経を”三叉(さんしゃ)神経”というそうです。
偏頭痛持ちにとっては”三叉神経”はキーワードになりそうなので覚えておこうと思います!
低気圧時の予防法
低気圧時の予防法として重要なのは、気圧が下がる時を知ることです。
知ることによって、激しい運動を避けたり、頭痛薬をすぐに飲めるように準備しておくなど、片頭痛がひどくなることを防ぐことが出来ます。
残念ながら即効性のある予防法は見つけることは出来ませんでした。しかし片頭痛は自律神経とも関係していると言われています。長期的に見れば、睡眠や食事などで生活習慣を整えることにより
自律神経を整え、低気圧などの外的要因に左右されづらい体を作ることも予防の1つなるでしょう。
- 気象予報やアプリで気圧をチェックする
- 頭痛ダイアリーをつけて傾向を把握する
- 春・秋など気圧変動の大きい季節はを知る
- 睡眠・食事・運動など生活習慣を整える
- 医師に相談して予防薬や発作時の薬を活用する
気象予報やアプリで気圧をチェックする
私がここ最近効果があったことNo.1が気圧をチェックするアプリの導入です!
頭痛アプリ「頭痛ーる」をスマホ(i-phone)で使用しています。
過去の気圧の確認もできますし、翌日の気圧の変化も観ることが出来ます。
その他にもいろいろな気象・気圧アプリがあります。


私は今まで、気圧と自分の頭痛はそれほど関係がないのでは?私の頭痛の原因はストレスと寝不足の影響が大きい!と思っていたのですが、アプリで気圧の変化を見始めたら、自分の頭痛はしっかり気圧と連動していることがわかりました😅
頭痛ーるの良いところは、パッと見て1日の気圧の流れがわかることとグラフの中に気圧に関する注意喚起などが組み込まれているので、とてもわかり易いことです。
あえて不満をあげるなら広告が多いことくらいです。(無料版ではしかたのないことですね。有料版の場合は広告がなくなるそうです)
※「頭痛ーる」はAndroid端末やPCでも利用できます。
頭痛ダイアリーをつけて傾向を把握する
頭痛ダイアリーの良いところは、客観的に頭痛を見れることです。
(私の場合はパソコンのスプレッドシートで自分でダイアリーを作っています。)
片頭痛は気圧以外にも要因はあります。個人差もかなり大きいと思います。
そこで片頭痛ダイアリーをつけることによって、自分の頭痛の出やすい環境や時間帯・天気などが客観的に見れるようになります。
また、医師とのやり取りにおいて頭痛ダイアリーは非常に有効に働きます。
(頭痛って言葉で説明するのが結構難しいと思うのは私だけでしょうか?)
春・秋など気圧変動の大きい季節はを知る
私は春と秋に花粉のアレルギーを持っています。
気候は大好きな春秋ですが、花粉が舞い始めると地獄の始まりです。
免疫機能の乱れが自律神経の乱れにつながるのか?はたまたアレルギーの薬が影響するのか?それとも気圧の変化が大きい季節だからなのか。原因は特定できませんが、季節の変わり目に頭痛が起きやすいことは確かです。(私の場合)
睡眠・食事・運動など生活習慣を整える
私の場合、睡眠不足は片頭痛に直結します。
何故かはわかりませんが、睡眠不足の次の日に頭痛が起こることが多いです。
食事では、チャイニーズシンドロームという言葉があるようですが、私の場合も化学調味料をたくさん使っている中華料理を食べると頭痛が起きる確率が高くなります。
赤ワインは頭痛が必ず出るので、もう20年以上飲んでいません。
肩や首に負荷がかかる仕事を長時間すると、首から頭にかけてのコリが出ます。
頭の付け根辺りにポコっとコリが出ると、頭痛の前兆です。
以上のことから私の場合、生活習慣と片頭痛は密接に関わっています。
医師に相談して予防薬や発作時の薬を活用する
今から20年前に激しいへん頭痛の発作が多発しました。
脳梗塞ではないか?!と思うほど激しい発作が起きた時に、初めて脳神経外科へ行きました。
その場で片頭痛という診断を受けました。
それまでは、強烈な吐き気や痛みを胃腸薬や鎮痛剤でしのいでいたのですが、全ての元凶は片頭痛だったとわかって一人で驚愕しました。そこでスマトリプタン(片頭痛発作薬)と出会いましたが、それまでの得体のしれない痛みの恐怖からは開放されました。
もしも脳神経外科へいって片頭痛であれば様々な薬がありますし、もしも片頭痛でなければ他に頭の疾患があるかもしれません。その場合は早期発見につながります。いずれにしても損することはありません。
予防法のまとめ
これらの予防は全て大切だと思いますが、特に医師(脳神経外科)への相談はおすすめです。特に、今まで脳神経外科脳神経外科へ行ったことがない人にとって、少し心のハードルが高いかもしれませんが、行ってしまえば普通の内科と同じような雰囲気で気軽に話を聞いてくれます。
市販の頭痛薬を使ってずっとやり過ごしている方がいらっしゃったら是非一度脳神経外科へいってみて下さい。
いつ来るかわからない片頭痛と一人で戦う恐怖・辛さは大変なものです。脳神経外科へ一度行くと、少なくとも一人で戦う辛さや、出口の見えない恐怖などは和らぎますし、場合によっては処方される薬によってかなり症状が改善されることもあります。
パパの実感とこれから
ここ数ヶ月、【気圧と頭痛の関係グラフ】と【頭痛ダイアリー】を組み合わせて記録してきた結果、
私の場合は「気圧が上がってから下がるタイミング」で片頭痛が出やすいと気づきました。
現在は「予防意識+発作時はスマトリプタン」で対処していますが、もし改善しなければ次の手段(発作治療薬など)も検討していきたいと思います。
まとめと次回予告
片頭痛は体質や環境によって変わりますが、共通して「予防できる部分」があります。
このコラムも、私個人の傾向をもとに記事を書いていますが、同じく片頭痛で悩んでいる方の一助になれたら幸いです。
今後も頭痛と付き合っていく中で疑問に感じたことや試してみたいことなどをコラムで共有していけたらと思っております。
みなさんは低気圧で頭痛が出るとき、どんな工夫をしていますか?よかったらコメントなどで教えてください😊
では、今日より明日、今月よりも来月、片頭痛が減りますように👏
良い一日をお過ごしくださいませー✨️
※この記事は筆者の個人的な体験をもとに記録したものです。薬の服用や治療法に関しては、必ず医師・薬剤師の指導を受けてください。
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