日曜日、次男は自転車で事故をした。
坂道を猛スピードで降り、減速しないまま、トンネル脇の石壁に激突したのだった。
あれからもう5日が経ちました。
筆者は今、子どもの回復力に驚愕している。
事故後の次男の回復力よ
事故当日 ー 腫れで口が開かない、食べれる?
事故の半日後、顔の腫れがもっとも酷くなった時は、くちびるがハシビロコウのクチバシのように
巨大に腫れ上がり、口がほとんど開けられなかった。
ストローを口の角にいれるのがやっとだったので、とても心配した。
心が傷んだ。
うなぎ
その日の夕食は、次男が大好きなうなぎを食べる予定だったが、次男は食べられない。
病院から帰ると、疲れからか、ずっとベットで寝ていた。
妻と長男には次男が寝ている間に、うなぎを食べてもらった。
卵かけご飯とあさり汁
きょうはこのまま、朝まで寝るかな、と思い、私は簡単に済ませられる卵かけご飯を食べ始めた。
すると、次男が起きてきた。
「お腹すいた」
さっき妻が買ってきてくれていた、チューブタイプのゼリー数種類を次男に選ばせ、吸ってみる。
チョット吸えた。
「吸いにくいなー」
と言いつつ、ゼリーを食べている。相当お腹が空いたのだ。
その後、私の膝の上に乗ってきて、
「それ食べる」
といい、次男も大好きな卵かけご飯をおねだりした。
大丈夫かな?しみないかな?と思いつつ少しあげると、どうにか咀嚼できた。
「うまい!」
「それも食べる」
妻が作っていた、シジミと豆腐の味噌汁もおねだりした。
「チョーうまい」
次男は、シジミと豆腐が大好きだ。
シジミと豆腐の味噌汁は、口を怪我したときにも非常に食べやすいことがわかった。
私が、チョット席を外して食卓へ戻ってくると、
卵かけご飯と蜆の味噌汁が全部なくなっていた。
次男が全部たべたのだ。
チョット笑った。
大丈夫そうだな。と思った。
2日目 ー 「今日、調子いいんだよね」回復の兆し
次男はいつもより早く起きてきた。
「今日、いつもより調子いいんだよね〜」
くちびるの腫れが、昨日より引いている。
全身のあざも自分でチェックしたようで、
「あざも昨日より良くなった。」
と嬉しそうに言った。
何だか、うまく表現できないが、
次男は生まれ変わったような顔をしていた
3日目 ー 今日も学校はお休み
まだ、傷と口内の消毒が必要なので、学校を休む。
次男の様子は凪。
でも、傷がどんどん治っていくのが新鮮に感じるらしい。
次男「今日は久しぶりに、にゃんこ大戦争やり込むか」
わたし「やってな〜」
4日目 ー ガーゼ姿で学校復帰!ヒーローに?
学校復帰日の朝
「ちょっと恥ずかしいんだよな〜」
顔に貼られた、ガーゼが恥ずかしいらしい。
気持ちはわかる。
でも、次男よ。きっと学校では良いことがあるぞ。
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「何かいろいろな人から話しかけられた(笑)」
学校から帰ってくると、次男は興奮気味に言った。
包帯や怪我をすると、小学校ではヒーローになるのだ。
この件に関しては、今も昔も変わっていないようだった😆
5日目 ー アドレナリン
昨日、学校で注目を浴びたことでアドレナリンが出ているようだ。
怪我をする前より、張り切って学校に行った。
次男の見ている世界は、怪我の前と後で変わったようだ。
良くも悪くも、経験がその人を変える。
次男の変化を見て、よくわかった。
6日目 ー 中年の腰はまだ治らない😅

一晩寝るごとに、すごい勢いで次男の傷が治っていく。
若さのエネルギーを我が子を通して痛感させられる。
「はたらく細胞」たちの姿が目に見えるようだ😁
かたや、私に至っては、
息子の元へ駆けつけて、豪快に転んだ時に打った腰が全然治らない。
次男の5日目と、中年の5日目とでは世界が違う。
若さって素晴らしい。
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