こんにちはタケノコです。
新しいスタッフを採用したんだけど、すぐ辞めちゃうんだよなー。と困っているお店・会社は多いのではないでしょうか。
『ウチのお店(会社)は、ブラックでもないし、パワハラもない!!』と自信を持って言える職場であれば、
スタッフ定着率の鍵は『受け入れ準備』にあります。
今回は、新人さんが気持ちよく職場に入って行けるコツをお伝えしていきます。
定着率に繋がる大切なポイントになります。派手さはないですが効果は高いです!
定着率(離職率)は受け入れ準備で決まる!
従業員が仕事を辞めてしまう理由はいろいろあります。個人的な理由・人間関係・仕事の内容・イメージとの乖離・やりがいがない、労働環境・収入の問題・・たくさんあり過ぎて本当のところなんで辞めてしまったかなんて分からないことが多いのが現実だと思います。
そんな中で、特に新人のスタッフさんが辞めてしまう理由とは何なんでしょうか。
答えは、人それぞれ。
となってしまうのですが、これで終わると身もふたもないので、
1つ言えることがあります。
辞めてしまう理由は、上記のいろいろな理由が2つ以上の重なっていることがほとんどです。(これは苦情やクレームの発生原理と同じですね。)そこに高い確率で絡んでいるのが『人間関係』と『やりがい』です。
『人間関係』と『やりがい』、そんな感情的な部分はどうしようもないな。と思うかもしれませんが、この2つの問題を予防する方法はあります。
その方法の1つが、受け入れ準備を整えることです。
受け入れ準備は『面接・採用の前から』
スタッフ募集をかけることを周知する
まずは、既存の社員・スタッフにどのユニット(ポジションや時間帯)の募集をかけるかを周知しておきましょう。相談という形を取るといい場合もあります。(全員が難しい場合は、社員・リーダーには必ず話しましょう。)
みんなに話す(相談する)メリット
- 新人さんの必要性をみんなで共有できる。
- 組織づくりに参加することによって、新人さんを受け入れる心の準備ができる。
- スタッフが良い人材を紹介してくれるかもしれない。
周知されていないと、『あーまた募集してるのね。へー』(私もっと働けるのに!)などと、他人事になってしまいます。むしろトラブルの種になることもあります。
そうすると、新人さんも、『あれ、面接では必要だと言っていたけど、歓迎されていないのかな』と、現場に対して不安を感じてしまいます。
採用が決まったら、みんなと共有する
面接の結果、希望に沿う採用ができたとします。
個人情報が問題にならない範囲で、みんなに新人さんの情報を共有すると良いです。
個人的な情報ではなく、どの時間帯で、どのような仕事を教えたくて、誰がトレーニングを担当するか、などの話を話題として話すと、受け入れ態勢を整えやすくなります。また、新人さんがトレーニングに入った時のイメージもできてきます。
トレーニングは、トレーナー1人では成功しません。周りのフォローがあって良いトレーニングができます。みんなと情報を共有することは必須になります。
名札を用意する
こんなことかー、と思われそうですね。
でも、名札は大切です。
例えば、新人さんが入社した時に、一度だけ挨拶をします。新人さんは緊張もあるし、全員と挨拶をして全員の名前を覚えていられません。一方、既存のスタッフさん達も名前は忘れてしまいます。もしも事前に知らされていなければ尚更です。
次、会った時に、『お名前なんでしたっけ?』から始まるとリズムが崩れます。
覚えている方がすごい状況なのに、覚えていないと何だかガッカリしてしまいます。こんな所で余計な気を使ったり、頭の容量を使ってしまってはもったいないです。
しかしながら、現在は個人情報の観点から、特に飲食業などでは、名札をつけないお店などもあるようです。大切なスタッフのプライバシーを守るためには必要なことかもしれまん。
言ってることが矛盾してしまうかもしれませんが、名札にこだわらなくとも、スタッフ間同士で、円滑にコミニュケーションが取れるように『場』を作ることが大切です。そのためにも、採用前の情報共有が大切になってきます。
ルールを明確にしておく
職場のルールが曖昧だと、新人さんは困ります。
職場のルールが曖昧だと、人によって言うことが違ってしまいます。
誰の言うことを守れば良いのかわからなくなって、いつの間にか人間関係の板挟みになっています。
でも、みんな悪気があって違うことを言っているわけではありません。
ルールがないから、みんなはみんなが正しいと思うことを言っているのです。
ですから、組織がこじれないように最低限のルールを決めておくことは大事です。
細かすぎなくて良いですが、労務に関するルール(欠勤や有給の連絡・申請のルールなど)や業務中の指示系統(誰に指示を仰ぐのか、報告は誰にするのかなど)、組織図などはあるべきだと思います。
そして、ルールが決まっていれば、採用の手続きの時に、しっかりと書面と口頭でしっかりと伝えれば良いです。採用手続きの時をいかに有効に使うかが大切です。後で取り戻すのは大変です。
そのための、準備をしっかりと進めましょう。受け入れの準備が大切です。
次回は、採用手続きから初回の現場入りまでのポイントをご紹介します。
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