六将

中国戦国時代の人物伝

”戦神”と呼ばれた男 秦六将白起

始皇帝が中華を統一する少し前の時代に”戦神”と呼ばれる男がいた。その名は白起。白起は秦国六将の象徴的な存在として他国に恐れられた。500年にわたる春秋戦国時代でも数本の指に入るであろう戦さの天才でした。その圧倒的な才能ゆえに他国のみならず秦国内からも恐れ警戒され、最後は不遇の死を迎える。白起を知ることで春秋戦国時代のクライマックスへの流れをより理解できることだろう。いつの世にも圧倒的な天才は存在するが、白起の人生を通して、天才が故の生きる難しさを考えさせられる。